そんなことって… [その他のトピックス]
冬場、コケで緑色になってしまった我が家の玄関先にある水槽。
そろそろ暖かくなってきたし、苔取り用の貝を買ってきて水槽をきれいに掃除してもらおうと思い立ち、先々週の日曜日に近所のアクアショップに行ってきました。
以前はイシマキガイを飼っていたのですが、イシマキガイは淡水の中ではすぐにお亡くなりになってしまうので、今回は長生きするという別の種類の貝(名前は忘れちゃいました)を我が家にお招きしました。
水槽の水替えをし投入したのですが、さっそく水槽の側面に張り付き、せっせとお掃除を始めてくれました。
まあ、本人は掃除をしている意識もなく、ただただお食事しているだけでしょうが。
そもそも貝に意識があるのかは存じませんがw
ショップで購入する際に店員さんから、
「この貝は南の方からきているので、冬場に水温が下がると死んでしまいますので注意してくださいね」
と言われていました。
我が家の水槽にはヒーターが入っていないので、冬場は厳しいそうです。
まあこれから暖かくなっていくし、この次の冬が来る前にヒーターを入れればいいか...と考えていたのですが…。
運命の21日、春分の日。
暦の上では今日から春だというのに、なんと雪。
で、とにかく寒い。
で、とにかく寒い。
参ったなあ、でも今日は教室がお休みでよかった!
などと思っていました。
さて次の日。
金魚とドジョウに餌をやろうと水槽を見ると、ガラス面にへばり付いているはずの貝クンが見当たりません。
なんだ、恥ずかしがり屋だなあ。
どこに行っちゃったんだい?
どこに行っちゃったんだい?
と水槽内を探してみると、なんと隅っこの方でひっくり返っているではありませんか。
イシマキガイはひっくり返っると自分では起き上がれないのですが、この貝クン(今度、名前を聞いてこよう)は自力で戻れると説明されています。
まさか寒さのせいで…と、ちょっと心配になりましたが、そのまま様子を見ることにしました。
ところが一日たち、二日たっても、貝クンはひっくり返ったままで動く気配を見せません。
やっぱり寒さのせいで死んでしまったのか…。
かわいそうなことをしてしまいました。
こんなことなら、もう少し暖かくなってから連れてくればよかった…。
仕方がないので土に帰してやろうと水槽から取り出しました。
貝殻をひっくり返して、指先でツンツンしてみましたが、ピクリともしません。
「仕方がない」
庭に連れて行こうと思ったその時、ふいに昨夜アマゾン・プライムビデオ見たホラー映画を思い出しました。
病気(結核)で死んだと思われ、棺に入れられ埋葬された人が土の中で身を覚まし、恐怖の中で死んでいくというお話でした。
まあ、そんなわけないだろ…とは思いつつ、なんとなく忍びない気持ちになり、もう一度水槽の中に戻してしまいました。
そして昨日。
仕事から帰って、何の気なしに玄関先の水槽に目をやると
おお、復活している!
信じられません。
朝出かけるときにはピクリともしなかった貝クンが今、僕の目の前で水槽のコケを食べているではありませんか。
いやいや、本当によかった!
キミがコケをきれいに食べ終えた暁には、今度の冬に備えてきっとヒーターをつけてあげるからねっ。
それにしても、生き埋めにしなくてよかったよ (^^;
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